逃げるアタランテ

 

『逃げるアタランテ』とは、ミヒャエル・マイヤー1618年に著した錬金術書のことである。

50の寓意絵に詩句、そしてフーガの楽曲から成るこの書物は、ギリシャ神話のアタランテの物語に

なぞらえて錬金術の奥義が書かれているのである。

タイトルの「AtalantaFugiens」の「Fugiens」は、「逃走」だけでなく「フーガ」と読むことが出来、ゆえに

『逃げるアタランテ』は『アトランタの逃走』とも、『アタランテー遁走曲』とも読むことが可能なのである。